「オメガ スピードマスターPRO」impressionスピードマスター 落下編

ちょっとした不注意で時計を落してしまう事ってありませんか?
時計は衝撃に弱いと言われていますがスピードマスターはどうなのか?
普段の生活で起こりうるシチュエーションで再現して実験です。

「お出掛けの際、玄関で時計を落してしまう」シチュエーションです。


玄関はタイル張り。


1m以上の高さから時計側面から落下。


こんな感じで落下。


落下面です。
ベゼルが凹んでるのが確認できますか?
実験とはいえ、時計に傷が付くと自分も凹みます。


ケース本体は何とか無事でした。


衝撃の影響でベゼルが歪み、工具を使わず、手で簡単に取れてしまう様になってしまいました。


しかし、これまた手の力で簡単に戻ります。
その後、使用時に外れることはありませんでしたが、本来はベゼル交換、もしくは接着修理を行います。


落下後の歩度測定器での測定結果は以下の通りです。

ゼンマイ全巻き
DU +5s/d 310°
12U +10s/d 280°
3U +18s/d 280°
6U +15s/d 280°
9U +10s/d 280°


ベゼルが凹んでしまうほどの衝撃の為、かなり精度がズレているかと予想したのですが、
それほどズレてはおらず、テンプの振りも全姿勢で280°以上元気に振っています。
流石スピードマスターと言うべきか、かなり無茶をしても大丈夫なもんですね!!

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